スクールカウンセラーについて知りたい

学校に行けなくなってしまった男子生徒の話

スクールカウンセラー志望の人が知っておくべきことの一つとして
今回は、中学校で同じクラスの生徒からいじめられ、学校に行けなくなってしまった男子生徒の話を紹介します。

 

いじめの要因は彼の真面目な性格と運動神経の悪さにありました。毎日のように女子からは嫌がらせを言われ、親切心から人が落とした消しゴムや鉛筆などを拾ってあげても、彼が触ったから汚いと言われ、受け取ってもらうことすらできず、少し近付くだけで嫌がられ、自分の席に座っている時でさえもクラスメイトから離れていなくてはならないという酷い状況に置かれていました。

 

まだまだ子供に思える中学生でさえ、このような残酷なことをします。子供だからこそ悪気もなくこのようなことができてしまうのかもしれません。一般的に考えて、このようなことは理不尽以外の何物でもありません。しかし、これを上回るほどの理不尽な出来事が近年では多発しているのです。

 

この生徒も初めの内は抵抗を試みてはいましたが、執拗ないじめにやがて抵抗する気すらなくなってしまい、絶望感を抱いてしまいました。自分はクラスの中で浮いている。自分は1人ぼっちなんだという気持ちが次第に強まっていったようです。

 

担任の教師もサポートはしていたようですが、力及ばず、その生徒は学校に来る事ができなくなってしまいました。

 

近年良く話題にあがる「心の教育」というフレーズですが、これは現代の学校教育に対する危惧が背景にあると考えられます。

 

学校は情操教育を行う現場であるべきです。ところが現実の教育現場では、教師をからかう生徒がいたり、授業中に私語が飛び交っていて、授業を行うことすらままならないこともあるようです。酷い場合においては学校の備品が破壊されることすらあります。

 

教師はこのような事態を重くみて、言葉を使って何とか働きかけを行っているのですが、そのようなことを行う生徒がそれだけで改善されるわけがありません。しびれを切らした教師が体罰をもって生徒を反省させようとして大問題になってしまったり、生徒が逆切れして事態がさらに悪化してしまうことも多いようです。このように今、教育現場は大変な危機にさらされているのです。学級崩壊や校内での体罰はいまや珍しいものではなくなって来てしまっています。